坂井木部地区は、坂井平野の北西部に位置し、9つの集落からなる静かでのどかな地域です。地区のほとんどが水田であり、生育期には鮮やかな緑、収穫時期には黄金色の景色が一面に広がります。
近くには九頭竜川と兵庫川が流れ,かつては輪中でありました。古い昔は鬼辺郷とよばれており、今でも鬼辺太鼓,雅楽、合葉の祭りなどの伝統行事や木部(鬼辺)の名にまつわる紀部神社や鬼退治伝説が残っています。
人 口 1712人(-16)
男 821人( -8)
女 902人( -8)
世帯数 521戸(+10)
小学生の数 94人 (+0)
2021年4月現在 ( )は前年比
・今井(いまい)
・折戸(おりと)
・木部新保(きべしんぼ)
・木部東(きべひがし)
・清永(きよなが)
・島(しま)
・高柳(たかやなぎ)
・蛸(たこ)
・東荒井(ひがしあらい)
<阿弥陀如来座像(黒仏)>
・福井県指定有形文化財 建造物
・東荒井 春日神社
寛弘八年奈良春日大明神の御神霊を勧請した際、春日神社の御神体として神剣と共に阿弥陀如来座像を迎えた。
この仏像は、座高約85.2cm、膝張約72cm、高さ30cmの蓮台の上に安置され、寄木内刳の手法により彫成がなされており、漆塗りになって黒く輝いているため「黒仏様」と呼ばれている。手法、表現などからみて鎌倉期のものとみられる。
<清永白山神社石造九重塔>
・坂井市指定文化財 建造物
・清永 白山神社
笏谷石で作られた、総高約3.3mの石塔です。
初層部には、阿弥陀如来座像の彫刻、金剛界の大日如来を示す梵字が刻まれています。
また、「天文十八年(1549年)八月白山願主
藤泰兵衛̻▢(尉か)」と刻まれています。
現存する石造多層塔は欠損しているものが多い中で、損傷も少なく、坂井市内では最古の期年銘をもっています。
<合葉の祭り>
・島 春日神社
約400年前から伝わる行事で、春日神社境内の「アイバ様」と言われるほこらに祭られた御神体2体に、それぞれ直径20センチほどのおにぎりと四つ割りにした大根を供えて豊作を祈願します。
おにぎりが野鳥や猫などに食べられ、早くなくなるほどその年は豊作になるといわれています。
<木部子供三味線>
平成19年に活動をはじめた小学生で結成された三味線。木部小学校の児童たちが放課後に練習をしています。坂井市を中心にの祭りやイベントなどで活躍しています。
<鬼の交差点>
県道20号線(りん海道路) 木部新保交差点
を見守る鬼のかがし。(春江町西長田からテクノポート福井へ向かう途中です。)
この辺りは古い昔、大沢と呼ばれ、鬼が住んでいるといわれていました。木部(鬼辺)の名前の由来ともいわれています。
今は交通安全を願って、交差点を見守っています。
右側の子供おには、坂井木部まちづくり協議会のマスコットキャラクター「きべ丸くん」です。
<坂井木部児童館>
毎日、木部小学校児童の7割が来館する児童館。小学校・コミセンが隣にある環境、児童のほとんどがスクールバス通学ということもあり、ランドセル来館が許されています。
宿題を終えた子どもたちは1年~6年生まで
混ざって、鬼ごっこや卓球、ドッチビーなどをして放課後の時間を思いっきり楽しんでいます。
開館日:月~金 9:30~18:00
第二土 13:00~18:00