2020年10月10日 新型コロナウイルス(COVID19)の影響でまち協・木部地区内の行事のほとんどが中止となっている中、「地区のみんなを元気にさせたい、勇気や元気を与えたい。」そんな願いとコロナウイルス終息を願い、「田園花火で鬼退治」を開催しました。1200年前の鬼退治伝説を現在に置き換え地域の子どもたちや区民の皆さんの祈りでコロナ鬼を退治したいという思いを込めたイベントです。地区内9地区に分かれ子どもたちに木部地区に伝わる鬼退治伝説を伝えました。その後コロナ鬼終息を祈念しながら手持ち花火を行いました。最後は木部地区の中央部の田んぼの中で約330発の花火を打ち上げました。区民の皆さんからは、感謝のお言葉をいただき、思い出に残るイベントとなりました。

 <鬼退治伝説> 約1200年前の木部地区は昼でもうっそうとした沼地であった。特に清永、島、木部新保、折戸の境は大沢という大きな沼地であった。この沼には主である水鬼が住んでおり、住民をおそったり田畑を荒らしたりしていた。そこに延暦寺より7人の高僧と多くの兵士が送られた。彼らは七堂伽藍を建立し、昼も夜も、水鬼を退治してくださるよう、一心に神に祈り続けた。するとそれから晴天が続き、大沢の水が干上がり水鬼が逃げだし、退治できた。

 高僧による祈願は9月19日から始まり10月19日に退治できたと言われています。