米作りと農村文化伝承事業

 当地区は、古くから福井県の米どころとして発展して来ました。この独自の農村文化を、地域の方々から手ほどきを受けながら米づくりを体験することにより、次世代を担う子供達に、ふるさとを愛する心を育むよう、平成24年度より当まちづくり協議会の事業として行っています。

 今年も木部小学校4,5年生が5月に、県の農業指導員さんからお米の勉強会を行った後、地域の方々から教えてもらいながら田植えを行いました。最初のうちは田んぼに入ることをためらっていましたが、終わる頃には泥んこ遊びになり、楽しく植えることができました。また、田植えから稲刈りまでの期間、約2週間おきに草丈などの生育を子供達が調査しました。9月には、鎌で稲刈りを行い、ハサ場に掛けました。ハサ場では、ハサやクラカケに登ったりして遊んでいる子もいました。ハサ場に掛けた稲は、一週間後、足踏み脱穀機、選別はトウミで、昔ながらの方法で収穫を行いました。操作は非常に難しく悪戦苦闘していました。

天干ししたもち米はまちづくり協議会の各種イベントで餅や笹餅にされ配布・販売されます。